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苦味と甘味の円卓会議プリン付き [のすたるじっくツアー]
岩手県と青森県の県境近辺。
【造り酒屋の手前】
東北旅行盛岡、番外編。
中ノ橋を渡ったら、この岩手銀行の角を左折。
そのお店は、六角形の分団所の交差点をさらに進み、この酒蔵の手前にありました。
一杯濃いめのフレンチローストを頂きながら、 この後行く場所を、地図でチェック。
紅茶のプリン、追加でオーダー。 ぺろっ♡と、平らげました。
【何となく不思議なお店】
このお店は「クラムボン」とありました。
最初は「原田郁子か?」とも思ったので、店主は若い人だろなと想像。
こじんまりとした店内は、カウンターとテーブル3つほどの広さ。
観光客じゃなく、地元人らしい人が本を読んだり、ぼーっとしたりしてる。
考えてみれば平日だったので、よそ者率低いのかも。
窓際のテーブルに着くと、店主らしい男性がお水を持ち「いらっしゃいませ」。
うわ。想像見事ハズした。
白髪混じりの小澤征爾に似た初老のかただ。
珈琲をオーダーした後、何気なくテーブルをさするとベタベタする。
よく、中華料理屋さんにある、あの感じだ。
「こ、ここ喫茶店だよね?」
思わず、テーブルなでなでしながら相方に訊いてしまった。
オザワの隣りでは、スキンヘッドみたいな大きいお兄ちゃんが手伝っていた。
・・・何だかますます、アヤシイ。
しかし、手元にきた珈琲は濃い目の焙煎で、ものすごく美味しかった。
いつものように、何も入れずに味わっていたんだけれど、
目の前にクリーマーが出ていて、それが気になってきた。
フツー、何でもない喫茶店ではクリームがパックに入ったのをトンと添えてあったりする。
いつもはそういうの絶対使わない自分。
でも、ここではちゃんとクリーマーに珈琲用としてクリームが注いである。
もし使わなかったら、これって捨てられちゃう?
そう思ったら、半分飲んだ濃いめのフレンチに砂糖とクリーム投入していた。
イタリア人はエスプレッソにお砂糖やクリームガバガバ入れて飲むそうだけど、
この瞬間、その飲み方に再度開眼!!!
濃いめの珈琲って、脳みそに訴える香りがあるんだけど、それってハードボイルド系。
この味は・・・
ミルクと砂糖の軟派なやつと、濃いめフレンチのハードボイルドが。。。
円満に円卓会議や!
・・・って、私は彦摩呂か?
「濃いめ珈琲(薄いのはダメ)が半量、それにちゃんとしたクリームと砂糖多め。」
この方程式を、これ以降私たちは「クラムボンする」と言うように。
自家焙煎してるので、珈琲豆も売っている様子。
帰りに、そのフレンチを少々買い求め、家で「クラムボンする」ことを目論んだ。
帰ってから調べたら、
「クラムボン」とは、宮沢賢治の作品に出てくるらしい。
カニの泡が消える音が「クラムボン」だとか、そうでないとか・・・
カニは「クラム」で「ボン」は割れる音だとか何とか・・
その意味は難解で、賢治を研究している人たちも、
自己の見解を述べているに留まってるようす。
やっぱり難解なんだな。
あの店も、なんとなく体現してる。
そう納得すると同時に、
店主の「オザワ」さん、もしかしたらカニ語を話せるんじゃないのかと思えてきた。
【クラムボンのもうひとつのおみやげ】
フレンチローストの珈琲豆以外にも、こちらで買ったモノがありました。
手作りの可愛い絵の入ったものの中からひとつ。
犬!?の絵のある・・・バッジ。(だと思います。) なんか「はなちゃん」ぽい♡
ウラはめちゃくちゃ手作り感溢れてます。上部に書いてあったのは「がんばれ イヌプリン」!!
でも、イヌプリンって?!
クラムボンの名物は、プリンみたい。
だからかな?
うーん、
何でもイイけど応援しよう。
がんばれ!イヌプリン!
がんばれ!東北!?
(* ̄ω ̄)ノ