館林路地裏逍遥 [のすたるじっくツアー]
軒下に愛を感じながら普通に古い晩秋の町を何かを求めて散策する楽しみ。
【年寄りの談笑が聞こえる裏通り】
夕刻も近い晩秋のある日。
猫の呼ぶ声に吸い寄せられて行くと、そこにチャリで到着した年配の男性。
「猫はな、尻の上叩くと喜ぶんだぁ。」と言いながらコンコン。 「うにゃぁ~♡」 ホントに何だか気持ち良さそうです。 しばし猫について話した後、その方が消えた場所は・・・
時代に取り残されたような路地裏のこのお店。 何台ものチャリはおそらく何人もの地元のじーさんばーさんが乗りつけたもの。スゴイ台数。 「日中お茶だーなんだーって飲んでたらそりゃ余計なモン食っちゃうだんべ。」 ラーメン食べながら病院の数値の話に花が咲いていた様子が大きな笑い声とともに響く。 ここの森田屋さんは佐野ラーメンが館林に入りうどん文化のこの地で独自の仕上がりに発展。 東毛地区には何店か支店があり、体裁は「細めの手打ちうどんを中華スープに入れた」感じ。
「左目にささったまま」のゴミ箱さんの前を通り、動かない猫に威嚇されながら路地を進む。
今でも一応有効。「収集車停留所」プレートをゴミ置き場で発見。 「ヤザキ」はプラスチックメーカー名。ゴミ箱用の大きなバケツで出してた頃の名残のもよう。
館林に二か所だけ残るお風呂屋さんのうちの一軒、ここは三代(約100年)続く「梅の湯」。
おっ、何気ない枯山水風味だけどバイキンマンの影が忍び寄っているぞ。
メタリックなカッコイイドアはたぶんこの鉄工所さんの作品。しかしその奥は緑化された事務所。 小さい鉢ひとつひとつに愛を感じほっこりした気持ちになる。ここの奥さんの仕事なのかなぁ。 シッカリ仕事をする旦那さんとチマチマした世話が好きな奥さんを勝手に想像してみる。
嗚呼・・・頑張れお稲荷さん! 風呂桶みたいなコンテナ。「いい湯だな♡」
あ、この花の球根欲しいんだよね。 未だにある「純喫茶」しかも店名が「グリーン」さらに鳩付き。
日陰に咲く黄色いつわぶきの花。左のヒビの修理痕がかわいい。 題して「つわぶきと稲妻」。
おっ、几帳面だなぁー。 ・・・・と、思ったらあちこちこうしてある。几帳面な人の住む町。 ゴミの日の収集が終わった後、ここでキッチリ四角に網をたたむ誰かがいるんだな。
廃業したガソリンスタンドの敷地。 こういう景色も眺めていると屏風絵のように見えてくる。
ほら。 山とか川とか鳥とか柳とか、見えてくるでしょ。
入れにくいだろうに・・配達人を試している? 偽招きのぷーさんはメニューサンプルを守る。
トタンパッチワーク。夕暮れ間近の中、渋いプルーン色の車が何だか似合う。
お店の来客用の駐車場では菊がお迎え。 ここでは水道の蛇口がひっそりと。
この駐車場では・・・ にゃんこが顔洗いながらお迎えしています。
奥のマンションとこの駄菓子屋さんだった建物とは何歳違うんだろうね。
ここに戻ってきたら振り出しは近い。 行くとき同様、中からは人生談のあれこれが漏れていた。
以上、 城下町群馬県館林市からのお散歩でした。 お疲れ様~。
【イキナリムショウニ】
お弁当要らない日は麺類に走る。カブとイカのパスタ。 時々、ムショウに食べたくなるもの。 たまごサンドは市販品だと何だかもの足らないのは何故。今日は黒ゴマパンとイカスミパンで。
そしてその後、
実は草木染め続編が。
今度はメリノウールで5種類トライ。 右端のはフルーツティで。その隣はアップルミント染め。
真ん中のオレンジ色ぽい濃いめの色が紅茶。
その隣の茶がコーヒー、左端はムラサキイモ。
全て媒染液にミョウバンを使いモノによって少量の木酢酸鉄の鉄媒染です。
ムラサキイモは堅牢度が悪そう。
発色の割にノリが悪かったなぁ。
でも、面白い~~
『キッチン染め工房』引き続き操業しそうです。(* ̄ω ̄)