きのこのこのこきのこのこ [お料理Cafe Nicolas Gardenふう]
蕎麦の花畑で想うこの秋のきのこ。 もうすでに新蕎麦の季節。行きたいなぁ「遠くても蕎麦(傍)の旅」。
【森の香り腐葉土の香り】
台風が去り秋雨も程よく降り、山のきのこが私を呼ぶので、
先日赤城山の麓をぐるっと一周してきました。
昔は春の山菜と並び、
この季節キノコを求めて山に入ったものでした。
赤城の麓の母の実家に、叔父や伯父や叔母や伯母とそのイトコが集結し、
何台もの軽トラの荷台にまで乗り合い、山へと乗り込みます。
お昼はお茶が入った大きなポットと、
巨大なザルに数十個ものおむすびを並べ風呂敷で包み、
あとは漬物が数種類を軽トラに人員と同時積載。
腰には「クマヨケスズ」か「携帯ラジオ」。
あるいは数人で大声でしゃべりながら踏み入ります。
そろそろ疲れたなぁと軽トラの場所に戻ってくると、お待ちかねのお昼。
収穫カゴの中身を自慢し合ってるオトナたちの間で食べるおむすびは、
ほんとうにほんとうに美味しかった。
残念ながら、ちゃんとしたキノコの見方まで伝授してもらわないまま
オトナになってしまったので、
「山のきのこに呼ばれた」としても実際は直売所で買い求めます。
黒保根の山奥と、迦葉山の麓にある小さい掘っ立て小屋ふうのお店に
なかなかいいものが揃うことが多いので、このへんに期待。
ちょっと足を延ばして吹き割の滝奥、花咲の湯まで。
ここでは「かかし祭り」が開催されていました。
おばおば・・・おばさん。ではなく、おばQ? 珍獣ハンターイモトが「バケツおばQ」捕獲か?!
映画も一段落したのでお忍びで保養に・・? 駐車場にオミナエシの花が真っ黄色に咲いてた。
収穫は舞茸・クリタケ・モミタケ・原木なめこ他。 帰りに黒保根のしゃくなげの湯の直売所へも。
ガソリンスタンドみたいな仕組みの温泉スタンドで、
軽トラに積んだタンクに給湯している地元のオジチャンの横を通り、
裏の川へちょっと散策しに行くと・・・
ここにもオミナエシ。 黄色が鮮やかだなぁと、見てたら・・・ん?!
ゴンドラが民家の壁面に突っ込んどる!?( ̄ω ̄;)!
スキー場から譲り受けたのを家に備え付けたんだろうか。
うーん。(。-`ω´-)
どうやってくっ付けてあるのか気になる。非常に気になる。
【きのこ円卓会議スパ】
木の下で育ったきのこは正に木の子ども。
葉っぱやドロがイッパイ。
刷毛片手に汚れを取るのにちょっと苦労するけど、
後の美味しい出来を考えると、生唾ゴックンなのです。
買ってきた日は、そそくさと「おっきり込みうどん」に仕立てて頂きました。
写真を撮るタイミングもなく、さっさと食べてしまいました。
その他は、冷凍庫でスタンバイ。(* ̄ω ̄)b
でも・・・しかし。
あっけなく翌日のお昼、
冷凍保存分の一部をパスタに化けさせて食べてしまいました。
総勢8種類の香りダシでキメます。 ブラックオリーブとケッパーも加えてぺペロンチーノ仕立て。
じわじわと中火から弱火でオリーブオイルに香りを移します。
この唐辛子、ゲキカラなのでこのくらいの大きさで。 んー!ダシも香りも凄い!(。>ω<。)b
それにしても、それぞれのキノコのダシも香りも「饒舌」。
ざわざわとお皿の上は「円卓会議」状態。
混じり合った味わいは深みを増幅させます。
「キノコ」って最近は「菌床」というオガクズの固まりで作るものが多いけど、
あんな水っぽい味の薄いのはキノコじゃない。
本来、木の根元や腐葉土のような中で育つキノコ。
オガクズの固まりに生えた当初は、あの味が身近に買える大快挙だったんでしょうね。
しかし、身近に手に入る便利さを手に入れた現代人は、
薄い味に慣れ、逆にあの本来の旨さとは疎遠になってしまったのかも。
・・・人間の「欲」って何だか哀しい気もするなぁ。
野菜は畑の土を食べるもの。
そして、きのこは「森」を食べる。
今気がついたんだけど、
微かな腐葉土の香りは美味しい香りの延長だったんだね。
【はなちゃんのデッキ改築&・・・】
ちょっと前につくったもの。
150㎝ほどの筒を2本つくり中に古着を詰め込んで、ぐるっと四角にして 70×80程の底の布に縫いつけます。はなちゃんの寝床マットです。
「寝られりゃいいってばさ」 きっと汚すからカバーしておこうかな。 それでも一見オトメなゴブラン織りは「汚れが目立たない」という偉大なメリット有り。
ゆっくりブログしたいという希望はありつつも、
平日は仕事が切れないし、週末はにわか大工仕事と塗装屋仕事でした。
はなちゃんのデッキ一部改築完了♡
今度の休みは身内の一周忌。
まだ暫くはバタバタしてしまいそうです。
てなわけで、
ほぼご訪問できていない状況は今週いっぱい続くかもしれません。
それでも記事が「賞味期限切れ」にまたなってしまいそうなので、
今月初めに書いたものをアップしておきます。
それでも来てくださった方々へ感謝とお礼を。(* ̄ω ̄)ノ