味噌姫のいる紬の里 [のすたるじっくツアー]
ささ。 オトメのみなさま 中へお入りくださいませ。
【お輿入りはお姫様並み?】
茨城県の西部にある結城市は
かつて「結城紬」として有名な織物の産地だったところ。
お醤油屋さん、造り酒屋さん、
そして味噌屋さんの煙突が見つかる古い町。
カシワバアジサイのバックのトタンも二色使いの域に達してます。
こっちの広いトタンキャンバスは、濃い目のピンクのバラが効いてます。小さいお花も可愛い。
ラーメンのどんぶり模様みたいな意匠。 緑色はロクショウ色。銅のなれの果ての色。
先代に囲われてお仕事中のポリバケツ。 時節柄こんな雑貨店の店先にお知らせが。
ガラクタ屋もいとおかし。ボンカレーコーラ?混ざって見える。 クタビレタアラジン君もいた。
なぜここにモップが吊るさっているのか疑問モリモリな壁面。
その疑問の目からそっとかくまうように寄り添う赤い金魚草が けなげ。
味噌屋さんに「あまさけ」の暖簾発見。
もともと甘酒は夏の飲み物だったという江戸時代。
そろそろ、初夏だからかな。
「結城紬」の「つむぎ」から命名。 表の暖簾もデザインがかわいい。
味噌屋さんの奥さん、とってもお話が好きそうな素敵なかたでした。
年のころはすでに60代後半くらいかな。
大きな樽、2トンは仕込めるっていう大樽。
味噌蔵も見学させてくださりながら仰るには、
金沢からお嫁にいらしたそうで。
その先代のお嫁さん(お姑さん)は山形。
そんな昔の時代に、そんなに遠方から?
「お姫さまのお輿入れみたい」
そう思った私は、
その年配の女主人を
ココロの中で「姫」と呼んでいました。
( 家で米味噌は仕込んでいるので、こちらでは麦味噌を買い求めました。)
大きな釜は向こう側から半地下にもぐって火をつける仕組み。中庭にクローバーがあるんだって。
一本だけ残った四つ葉のクローバー。
「姫」曰く、
「残り物には福があるわよ。」
もちろん私はその「福」を「姫」から頂いてきました。
イイコトあるかな?
(* ̄ω ̄)
【Cafe la famille 】
茨城県結城市結城911-4 地図はこちら→★
0296-33-9507
実は結城市にはここが目的。
最近よく雑誌にも載ってて近くを通るたびに、「いつか」って。
ものすごい住宅地のなかにあってナビがあっても、探すのやっとでした。
お店はお昼時の喧騒に区切りがついたところでした。 エスプレッソならダブルじゃないとね。
結構大きかったクレームブリュレ。 表面がかなり厚いので「アメリごっこ」できます。
カフェにアンティーク店。 いいなぁ。またカフェできるとしたらこんな感じがいいな。
コーヒーの移動販売から始めて、
ご主人の実家の敷地にここを作ったのが2004年だそうで、
同じ敷地に奥様の雑貨店もあります。
雑貨店のほうは名前が「generaL STORE」。
アメリカものとヨーロッパものの混ざった品揃え。
アンティークもののほか手作り蝋燭や、古着もあります。
次回行ったら、あのファイヤーキング買っちゃいそうだ。
【自然淘汰】
ウチでもカシワバアジサイの季節。 そして「自然淘汰」が今年も。
ウワサ通りハチさんが少ないのか、雨のタイミング、が悪かったのか
例年より少し結実が悪いかも。
キウイの花後、実になってるのは花の何割だろ。
自分がとりあえずこの世に生きてられるのは、こうした状況と似てる。
生きてるってスゴイ。
間違うと自分もその実にならなかった花だったかもしれないし。
【れもんレモン檸檬】
お家でレモンチーノつくります。 中身の果肉は絞って桃のネクターと一緒にソルベ。
レモンの皮をすりおろしてパラパラ。 generaL STOREで買った器とスプーン。
敷いてある木の板は、新潟のいつかの海岸で拾った「流木」。
おぉー レモン色がここにも。 こちは「姫」に頂いた四つ葉のクローバー。
何かイイコトありますよーに。
あ。(*ΘωΘ)
生きてるだけでもすでにイイコト・・・だった。
とりあえず感謝して。
お天気続きのうちに、衣替えしとかなくちゃ。