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ゆるやかにget set [のすたるじっくツアー]

0-11111.jpg                                気が付けば人生には「暗号」のように、何気なくいろんなモノが配置されているのかも。

@山形県東田川郡庄内町余目駅前。

 

 


【おくられびと】

小学生2年生くらいの頃、

「人は死ぬんだ自分もいつか死ぬんだ」

というジジツを知ったのとほぼ同時期に、

「宇宙には果がない」というのを知り、

人生で初めてウロたえた。

 

0-3a.jpg                             駅の構内に貨物が滑り込んできた貨物。そして、窓金具の影はリズムを刻む。

余目駅は「美香」が実家へ帰るシーンだった。

 

0-1a.jpg                               駅のまん前にある大きな倉庫っぽいのは、旧余目農協。

 

0-1aa.jpg                                 余目駅の目の前にある旧農協の建物は、老後を言葉少なに佇んでました。

 

そして、ここへ。

 

0-3.jpg                                映画「おくりびと」のロケ地のひとつ、「NKエージェント」の看板もそのまんま。

 

0-1c.jpg                             「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞をとり、世間が賑やかだったころ、

調度義父が亡くなったばかりで、内容がリアルすぎて観る気持ちになれなかった。

 

それが今回酒田を訪ねたことで、ようやく先日「おくりびと」観ることが。

「やっぱりみんな最後は死んで行くんだよね」

 

そして何気なく見た先日の新聞に「臓器移植法改正」。

死んだあと切り刻まれるのはどうなんだろうと、昔は思ってたけど、

最後は誰でも「灰」になっちゃうのを改めて最近目の当たりにした自分、

もし誰かの役に立つのなら、

臓器のひとつやふたつやみっつやよっつや・・・無くてもいいような気がしてきた。

 

そして、死ぬとヒトコトで言っても

病気とかなら時間の猶予もあるだろうけど、

いきなり事故とかで死んじゃったら、黙って何処かに行っちゃうのと同じ。

「あぁ、階段下の掃除してなかったー」

「洗濯物ちゃんと畳んでなかったよぉ」

とか、もしかしたら諸々心残りもあるかもしれないけど、

それより、

最後に身の回りの人への「ありがとう」だけは、

何らかのカタチで残して伝えたい・・・

毎年更新型の「明るい遺言書計画」、

最近ちょっとマジで検討中。

 

それにしても、

自分にとって、何かの「記号」でしかなかった巷の事柄も、

何かのキッカケで一瞬にして繋がることもあるんだと実感。

ゆるやかに準備を始めたい今日この頃です。

(*ΘωΘ)


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