涅槃のつぶやき [雑想小屋]
「消えてゆくよりも燃え尽きたほうがいい」 と、彼は今でも桐生の路地でつぶやいてる。
【馬小屋と涅槃】
先日の骨董市の記事の付録です。
桐生の街なかは、細い路地にこそ味があります。
「芭蕉」さんもちょっと大通りから奥にコソコソっと存在。
骨董市の日、馬小屋でご飯を食べました。 馬グッズ満載の古い家屋がお店です。
2008年、漆喰で覆われた壁から棟方志功の絵が出てきたお店。
当時店主小池魚心さんが依頼した絵は「馬」。
このお店は「馬小屋風」がウリ。
馬の人形や絵馬などがたくさんあり、
「馬」だけの絵を当時の店主「小池魚心さん」は希望してたのですが
出来上がったものには天女などほかのものが描かれていました。
怒った小池さんは一晩で漆喰を塗って封印してしまったそうです。
その後忘れられていたのですが、描いている証拠写真を二代目が見つけて
55年ぶりに日の目をみたという曰くつきの絵なのです。
2008年当時、とても行きたかったのですが混むのが何より苦手。
そろそろ時間も経って人も少ないだろうとおもったので、この日潜入。
漆喰除去作業中のようすがファイルされていました。店の建物自体は100年は経ってるそう。
これが問題の駿馬と6人の天女。月と太陽と北斗七星打ち出の小づちなども描かれています。
全体がもやもやっと白くボヤケテいるのが私には素敵に映りました。
描きたてはきっと棟方志功さんの気性がズバっと出ていたと思います。
印象は柔らかいしパステル画みたい。
でも、もしかしたらこれは
「小池さんと棟方さんの合作」とも受け取れるのではないでせうか。(*ΘωΘ)b
「芭蕉」さんオリジナルのスパイシーな馬小屋カリーセットを食べました。 コーヒー付き。
食後、再び眺めつつ店を後にし、 つつーーと戻って更綾市をやってる路地あたり。
そこを奥に行き、
路地を左に折れると「つぶやき通り」に。
ママチャリの奥で「自然に帰れ」と言われてとぼとぼ帰るオジサンの姿が。
奥で両手に荷物持ってるオジサンのところくらいまであるトタンの壁が巨大なキャンバス。
かなりハゲかかってるので、その時間の経過具合もアート度増幅。
そして、気が付けば「悟りの境地」からの言葉も・・・
ニルヴァーナ(日本語で「涅槃」)のヴォーカル&ギターのカート・コバーンの言葉。
「消えてゆくよりも燃え尽きたほうがいい」
ほかには、ガンジーや本居宣長など何人ものかたが路地でつぶやいています。
桐生の路地は、
なんだかやっぱりディープです。
【Cafe Nicolas Gardenふうミートボールプレート】
畑でアヤシイクルクルが食べごろ。
「プチヴェール」という巻かない芽キャベツのようなもの。 こっちも巻かない「黒キャベツ」。
せっせこつくってるのはマッシュポテト。マッシャーは骨董市で昔買ったスェーデン製。現役だぃ。 ん?マッシャーたってフクヤマじゃないよ?(* ̄ω ̄)しかも1000円くらいだし。
お友達から以前もらった本を見ながら。 ミートボールをオーブンで焼く。
コケモモの甘みでミートボールを食べる。 甘辛文化は日本だけじゃなかったのねぇ。
世界中のイケアレストランでこのメニューがあるそうで、
本国スェーデン・日本・イギリスなど各国の皿が一同に紹介されていた本を見ました。
一言でミートボールと言っても、お国柄が表れていて面白かった!
ポテトもそのまんまみたいなのやマッシュされているのとかいろいろ。
ウチの畑の黒キャベツと、先日つくった自家製豚バラ燻製肉のソテーものせてしまおう。
これはこれでオリジナル?!
お肉ごろごろ?いえ、にんじんごろごろカレーです。 それって・・それって・・・!ひひーん。
ウチのカレーはにんじんごろごろカレー。
たまにお肉なしで生姜とニンニクとにんじんカレー。
これはこれで「馬小屋カレー」のような気がします!(* ̄ω ̄)
【感謝です~!】
仕事そのほか、ちょっとばかし忙しく本年もコメント欄閉めたまんま。 前回の記事もほぼ完璧なアップ逃げ。(>ω<、) まだ「冬眠」しないだけマシですが、こんな私のところに見にきてくださってウレシイです。
それと、こっそりコソコソと骨董市の「店なしてんちょー」の応援の窓口を サイドバーに貼ったのですが既に投票してくださったかたが!(´;ω;`)有難くて泣けますわ~ まだ30代そこそこで古いモノが好きってところが私的に見込みどころです。 今日の時点で230位くらいでしたが、一日一票応援よろしくおねがいしますー! まだ若く未来もある若者の自信になったらいいなぁーと、 年季の入ったオネーさんは思うのであります。
では、トロトロと伺います~(* ̄ω ̄)ノ